縮小ペース変更のハードルは高い ニューヨーク連銀総裁

 【共同】ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は6日、ウォールストリート・ジャーナル主催のイベントで、量的金融緩和第3弾(QE3)縮小に関連して、資産購入の減額ペースを変えるためのハードルは「極めて高い」と述べ、相当の経済状況の変化が必要だとの見方を示した。

 総裁はまた、労働市場の回復がまだ不十分だとして「短期金利の引き上げを実際に検討するまでにはまだまだ時間がかかる」と述べ、利上げができるのはかなり先のことになるとの見通しを示した。

 この冬、米国を襲った寒波が経済に及ぼす影響については「どの程度大きいのか分からない」としたが、2014年1-3月期の経済成長率を0.5-1%程度抑える可能性があると指摘。「1-3月期は2%未満(の成長率)になるかもしれない」とした。

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