米国抜きでIMF改革を G20でロシア提案と報道

 【共同】ロイター通信は6日、新興国の発言力向上を目指す国際通貨基金(IMF)改革をめぐり、ロシアのシルアノフ財務相が2月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、米国抜きの改革推進を提案していたと報じた。複数のG20筋が明らかにしたと伝えている。

 ウクライナ情勢で対立を強める米ロが、G20の場で既につばぜり合いをしていたことになる。IMF最大の出資国である米国抜きの改革は、同国の出資比率(約18%)を大幅に下げる方向で動くことを意味し、米国は拒否権を失う可能性があるという。

 IMF改革は、出資比率や理事ポストを新興国に手厚くする内容。2010年に合意したが、米国が議会手続きを終えず実行が阻まれている。ロシアを含む新興国は不満を強めており、G20は今年2月の声明で米国に対し「4月の次回会議までの行動」を迫った。

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