グーグルとシスコ、ウェブ会議分野で提携 〜 マイクロソフト製品に対抗

 グーグル(Google)とシスコ・システムズ(Cisco Systems)は、シスコのウェブエックス(WebEx)をグーグルのクロームブック(Chromebook)に同梱することで提携した。

 両社は、シスコのウェブ会議およびオンライン会議製品を、グーグルの事務生産性ツールであるグーグル・アップス(Google Apps)と統合する。

 グーグルは、動画会議やウェブ会議分野でウェブエックスと競合するハングアウト(Hangout)を展開している。しかし、グーグルは同製品をグーグル・アップスでサポートしておらず、業界専門家の間では、業務用としては統合通信面の機能不足が指摘されていた。

 コンピュータワールドによると、両社は提携発表会見において、クロームブックでウェブエックスを稼動させる「概念実証」を初めて実演した。

 クラウドでホストされるウェブエックスだが、利用に際しては、ブラウザー・プラグイン拡張機能を手元のウィンドウズ(Windows)またはマックOS(Mac OS)のコンピュータに予めダウンロードする必要がある。そのため、クロームOS(Chrome OS)基盤のクロームブックではこれまでウェブエックスを使えなかった。

 シスコは、ウェブエックス機能をHTML5用に改良することで、プラグインなしでクロームブックでもウェブエックスを稼動できるようにする。

 グーグルはそれと同時に、クロームブックに拡張機能を追加する。

 両社は、クロームブック版ウェブエックスの提供開始日を明らかにしていない。

 シスコとグーグルの同提携は、マイクロソフト(Microsoft)と同社のクラウド協業および電子メール・スイート製品のオフィス365(Office 365)に対する競争力強化を図るものとみられる。

 マイクロソフトでは、ウェブエックスに対抗するために、統合通信サーバー「リンク(Lync)」の機能強化を進めている。マイクロソフトは、リンクの消費者市場開拓を促進すべく、スカイプ(Skype)と統合する計画だ。

 一方、グーグル・アップスは、オフィス365と直接競合関係にある。

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