日産、米で100万台リコール〜エアバッグの不具合で

 日産自動車は、エアバッグの不具合を理由に、米国でセダン「アルティマ」など計100万台近くをリコール(回収・無償修理)する。

 ニューヨーク・タイムズによると、日産は運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出した資料で、助手席のサイドエアバッグが衝突時に作動しない恐れがあると説明した。

 政府は自動車メーカーに対し、助手席に乗員がいるかどうかや、子供が座っているかどうかを認識するシステムの搭載を義務付けているが、日産によるとソフトウェアの問題でシステムが機能しない事態が起こり得る。最初は空席でも後に人が座った場合にアイドリング中のエンジン振動が大きくなったり、座っている姿勢が「普通でない」時にソフトのゼロ修正感度が影響を受けたりするという。いずれもエアバッグの作動に影響する。

 日産によると、不具合の影響による事故の報告はない。

 対象車種は2013〜14年型で、アルティマ(54万4000台)のほか電気自動車(EV)「リーフ」(2万9000台)、スポーツ多目的車(SUV)「パスファインダー」(12万4000台)、コンパクト車「セントラ」(18万3000台)、13年型タクシー「NV200」(6700台)と、インフィニティの13年型「JX35」および14年型「QX60」(計6万4000台)、14年型「Q50」(4万台)の99万700台。

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