マクドナルドが営業停止 ロシア編入のクリミア

 【共同】ファストフード大手のマクドナルドは4日までに、ロシアが編入したクリミア半島にある3店舗の営業を一時的に停止したと明らかにした。

 マクドナルドはロシア国内にも出店。今回の3店舗の営業停止は技術的な理由としているが、クリミア編入をめぐり米欧とロシアの対立が深まる中、米企業が係争地で営業を続けるリスクが高まっていることを反映した決定とみられる。

 同社は営業停止対象のシンフェロポリ、セバストポリ、ヤルタの3店舗で働く従業員に、待遇を維持し家族を含めた引っ越し費用や家賃の3カ月分を負担した上で、クリミア半島外の他店舗への異動を提示。クリミアでの営業休止は長期に及ぶとみられる。

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