国連に緊急会合求める イラン、大使指名問題で

 【共同】イランが指名した次期国連大使への入国査証(ビザ)発給を米国が拒否した問題で、イラン政府は国連に緊急の会合を開くよう要請した。イランのメディアが15日、伝えた。

 イランが次期大使に指名したハミド・アブタレビ氏は、1979年にテヘランで起きた米大使館人質事件に関与したとされ、米政府は11日、ビザ発給を拒否すると表明した。

 国連本部はニューヨークにあり、米国は原則として各国が国連代表部に派遣する外交官を受け入れる義務がある。イラン政府は、発給拒否はこの義務に違反するものとして、国連に「深刻な懸念」を伝えた。

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