沈没船内の捜索目指す 発生3日目、救助厳しく 韓国の旅客船事故

 【共同】韓国南西部、珍島沖の旅客船沈没事故は18日、発生から3日目を迎えた。船内には修学旅行中の高校生ら多数が取り残されているとみられ、韓国海洋警察や海軍は、潜水士による船内での行方不明者捜索を目指す。海上からコンプレッサーで船内に空気を入れることも試みる。

 事故では25人が死亡し、271人の安否が不明のまま。現場海域の水温は11度前後と低い上に16日午前の沈没から40時間以上が経過しており、救助活動は非常に厳しい局面を迎えた。

 当局は、船内の空気が残る空間で行方不明者が生存していると想定し、10回以上潜水士の進入を試みたが、潮流が速くいずれも失敗した。

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