GMの技術部門トップ辞任〜リコール受け任務を分割
- 2014年4月24日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)は、エンジニアリング部門の国際責任者の辞任を発表した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、エンジニアリング担当国際副社長のジョン・カラブリース氏(55)は近く辞任し、33年を超えるGMでの勤務を終える。
国際製品開発を統括するマーク・ルース上級副社長によると、GMは点火スイッチの欠陥による260万台のリコール(回収・無償修理)問題を教訓に、透明性と説明責任を高める目的で技術系幹部の任務を分割する。新設の国際製品統合グループ副社長に任命されたケン・モリス氏(47)は、開発過程における将来の安全問題防止を指揮する。
一方、欧州パワートレイン・エンジニアリング部門副社長のケン・ケルツァー氏(51)は、カラブリース氏から車両部品・サブシステム開発グループを引き継ぐ。
GMは今回の組織再編で、エンジニアリング部門内の安全調査担当者の数を倍以上の55人に増やしたほか、車両に関する苦情の法的対処については、法務部門が定期的に技術担当者に説明を行うよう義務付けた。
ルース氏は、カラブリース氏の辞任と今回のリコールは関係ないと述べた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ