グーグル、ディヴァイドを買収 〜 アンドロイドOS機器をもっと企業仕様に

 グーグル(Google)は、BYOD(bring-your-own-device)ソリューションの新興企業ディヴァイド(Divide)を買収した。買収額は明らかにされていない。

 フォーブス誌によると、ディヴァイドは、企業の従業員が職場に持ち込む自分のスマートフォンやタブレットを企業側が管理できるようにするソフトウェアを開発しており、グーグルはその技術を取り込むことで、アンドロイド(Android)系機器を、より企業向けのOSに進化させることを狙う。

 近年、従業員の多くは、個人用のスマートフォンやタブレットを業務用に使うようになっており、それが企業通信網のぜい弱性や管理複雑化といった課題を大きくしている。

 ディヴァイドが開発したモバイル・アプリケーションは、携帯機器のなかにある個人データと業務用データを分離し、企業のIT部署がそれらの携帯機器を管理しやすいようにする。

 現在、世界市場で販売されるスマートフォンのうち75%はアンドロイドOSで走る。

 ディヴァイドは2010年に設立され、グーグルの投資事業部門であるグーグル・ベンチャーズが主導した資金調達ラウンドで総額2500万ドルを最近集めている。

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