中国の批判、尖閣背景か 国連人権理

 【共同】国連人権理事会の対日作業部会で、中国が旧日本軍の従軍慰安婦問題を直接批判したことについて、作業部会に出席した日本政府高官は10月31日、「中国との間にいろいろあるからではないか」と述べ、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張が背景にあるとの見方を示唆した。

 日本の非政府組織(NGO)によると、慰安婦問題について、作業部会で言及したのは韓国、北朝鮮、オランダなど少なくとも7カ国。前回2008年は5カ国だった。中国は前回も言及したが、直接的な表現ではなかったという。

 中国代表団は直前まで慰安婦に言及するかどうかの明言を避けていたといい、日中の話し合いに進展がないことから、最終的に直接的な表現を使用すると決めた可能性がある。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る