盗難コルベット33年ぶり発見〜ラジオで流れ、「輸送手伝う」とGM
- 2014年6月30日
- 米国ビジネス
ミシガン州で30年以上前に盗まれた1979年型シボレー「コルベット」がこのほど、ミシシッピ州で見つかり、その話がラジオで流れたのをきっかけにメーカーのゼネラル・モーターズ(GM)が輸送費負担を申し出て話題になっている。
デトロイト・フリー・プレスによると、デトロイト在住のジョージ・タリー氏(71)は25日朝、ラジオ局WJRの番組「Paul W. Smith Show」に出演し、81年7月に盗まれたコルベットが、今月になってミシシッピ州ハティスバーグで見つかったという話を語った。
デトロイト市内ジェファーソン・アベニューに駐車したはずの銀色のコルベットが消えているのを知ったタリー氏は、即座に被害届を出したものの、返って来ることはないと思っていたという。ところが今月20日、テレビの裁判番組を見ているとハティスバーグの警察から電話があり、愛車が見つかったこと、走行距離計は4万7000マイルになっているがまだ走ることを知らされた。
タリー氏は驚き、警察には「取りに来てもいい」と言われたが、ラジオ・ホストのスミス氏には「車をどうやって取って来たらいいか分からず、不安だ」と話した。ところがこれを、ゼネラル・モーターズ(GM)の製品担当責任者で、コルベットの熱烈な愛好者でもあるマーク・ルース氏が聴いており、放送中の番組に電話をかけてきた。
ルース氏はタリー氏に「あなたの話を聞き、何かしなきゃいけないと思った」と話しかけ、社代表としてコルベットの輸送を申し出た。引退するまでGM従業員だったタリー氏はとても喜んでいるという。
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