米国の自動車リコール、半年で年間記録を更新

 今年の自動車のリコール(回収・無償修理)台数が、すでに過去の年間最多記録を超えたことが運輸省道路交通安全局(NHTSA)のまとめで分かった。

 ブルームバーグ通信によると、2014年は7月8日までに3750万台がリコールされており、過去最多だった04年の年間3080万台を上回った。このうち約3分の2をGM車が占めているが、 日本の3大メーカーなどがタカタ製エアバッグ・インフレーター(膨張装置)の問題の調査を終えると、今年のリコール台数はさらに増えると見込まれる。今年1〜6月の米新車販売台数は約810万台。

 NHTSAによると、米国のリコール台数は概ね年間1000万〜2000万台で推移してきた。13年は2200万台弱、12年は1640万台で、04年を除けば3000万台を超えた年は1981年だけ。

 今年の大規模リコールは、2月にGMが点火スイッチの不具合で259万台の小型車をリコールしたことから始まったが、同社が不具合を10年以上前から認識していたことが発覚したため、議会が調査に乗り出し、3500万ドルの罰金や司法省による犯罪捜査に発展した。

 この問題を受けGMは、すべての車の安全性を再点検し、点火スイッチのほか、ドアの配線やシートベルト調節装置などさまざまな問題でリコールを決めたため、最終的に2570万台に増えた。単一メーカーの大規模リコールは、これまで01年のフォードによる2330万台が最多だった。

 エクスペリアンによると、国内では現在6460万台の車が走っており、GMはその約40%をリコールした計算になる。

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