共産党統治強化へ法治議論 中国、4中総会開幕

 【共同】中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第4回総会(4中総会)が20日、北京で開幕した。国営通信、新華社が伝えた。「全面的な法治の推進」を主要議題として「党による指導」を前提に、法に基づく統治や司法制度の在り方などを協議。貧富の格差拡大で社会の不満が高まる中、改革姿勢をアピールして共産党統治の基盤を強化する方針。

 元最高指導部メンバーで重大な規律違反により調査・立件が決まった周永康氏の最終的な処遇についても議論する予定で、習近平指導部は法治を徹底する姿勢をアピールすると同時に、2012年11月の発足以来展開してきた反腐敗運動に一区切りをつける構えだ。

 23日までの期間中、香港では大規模デモを主導する学生団体と香港政府との対話が行われる予定。党指導部が一堂に会する総会で、デモへの対応についても協議されるとみられる。

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