指揮者の西本さんに名誉賞 バチカンの財団、日本人初

 【共同】日本人女性指揮者の西本智実さん(44)が23日、バチカンで毎年開催される国際音楽祭の主催財団から「名誉賞」を贈られ、ローマで授賞式が行われた。財団によると、日本人が同賞を受賞するのは初めて。西本さんは24日と26日、サンピエトロ大聖堂などでオーケストラと合唱団を率いて公演する。

 西本さんは、曽祖母の出身地である長崎県平戸市・生月島の隠れキリシタンが伝承してきた祈りで、グレゴリオ聖歌を起源とする「オラショ」の研究に貢献したことなどが評価された。

 受賞後、西本さんは「大変光栄です。オラショの口伝を続けてきた生月島の名もなき人々に賞をささげたい」と喜びを語った。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る