古墳石室から鍛冶道具 鉄器生産の有力者埋葬か

 【共同】福岡県大野城市教育委員会は23日、市内の善一田遺跡にある6世紀後半(古墳時代)の円墳の石室から、熱した鉄を挟む鍛冶道具「鉄鉗」(火ばさみ)や武具、馬具が出土したと発表した。近くでは鉄器を作った集落跡も見つかっており、市教委は鉄器生産の集団を率いた有力者が葬られていたとみている。

 市教委によると、出土した鉄鉗は長さ約22センチ。ほかに矢の収納容器や矢尻、鉄製の刀、馬を操るため口にかませる「轡」と足を乗せる「鐙」などの馬具も見つかった。

 円墳は直径約25メートルで、福岡平野では当時として最大級。横穴式石室を持ち、遺体を安置する玄室は縦2.8メートル、横2.2メートル、高さ3.5メートルだった。

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