反腐敗へ「法治推進」 香港デモに譲歩せず

 【共同】中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第4回総会(4中総会)は23日、「全面的な法治の推進」に関するコミュニケを採択、4日間の日程を終え閉幕した。習近平指導部は「党の指導」を前提にしつつ、公平な政治システムの確立と反腐敗に向けた改革姿勢をアピールした。

 国営通信新華社を通じて発表したコミュニケは、香港で次期行政長官選への民主派参加を求めて続く大規模デモを念頭に「法律に基づき『一国二制度』を保障し、香港の長期的な繁栄を維持する」と表明、中国当局が違法と非難するデモを続ける学生らに譲歩しない姿勢を確認した。

 重大な規律違反による調査・立件が決まっている元最高指導部メンバーの周永康元党政治局常務委員の最終的な処遇についてはコミュニケに盛り込まれなかった。

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