首相、エボラ出血熱対策を指示 検疫徹底、二次感染防止

 【共同】政府は28日午前、エボラ出血熱の海外での拡大を受けて国内対策強化のため初の関係閣僚会議を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「関係機関と緊密に連携し、検疫の徹底、迅速な初動検査、二次感染の防止に万全を期してほしい」と指示した。西アフリカに滞在歴があり、羽田空港で発熱がみられたカナダ国籍の男性ジャーナリストは同日未明の血液検査でエボラウイルスが検出されず、陰性と判定された。

 エボラ出血熱は西アフリカで流行が止まらず、米国やスペインにも飛び火した。27日には国内で初めて疑い例が出るなど、水際対策や国内での拡大阻止が差し迫った課題になっている。

 会議の冒頭、塩崎恭久厚生労働相が、感染が疑われた事案を報告。「検査をしても発症後3日程度は陽性の結果が出ないことがあることから、引き続き入院していただき健康観察を行う」と説明した。

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