親ロシア派選挙は「合意違反」 ウクライナ、ドイツ首脳

 【共同】ウクライナのポロシェンコ大統領とドイツのメルケル首相は30日の電話協議で、ウクライナ東部2州の親ロシア派が指導者と議員を選ぶとして11月2日に実施予定の独自選挙は停戦合意違反だとの認識で一致し、強く非難した。ウクライナ大統領府が発表した。

 親ロシア派を支援するロシアは独自選挙が停戦合意に沿っていると主張し、「承認する」(ラブロフ外相)方針を表明しており、選挙後にロシアと欧米の対立がさらに強まる可能性が出ている。

 ポロシェンコ氏はこの日、欧州連合(EU)の欧州委員長に就任するユンケル氏とも電話協議し、親ロシア派の独自選挙の違法性を訴えた。

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