物質増減、体内時計リズム ES細胞使い京都府立医大

 【共同】「ピリオド」というタンパク質が周期的に増減を繰り返すことで、約24時間周期で生体機能を生み出す「体内時計」のリズムを生み出していることを京都府立医大の八木田和弘教授(生理学)のチームがマウスの胚性幹細胞(ES細胞)を使って解明し、10日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 体内時計は、受精卵がさまざまな細胞に変化する過程で個々の細胞に備わることが知られるが、どのような仕組みで働いているのかは未解明。

 八木田教授は「体内時計はがんの発生と関連があるとされ、その関係性を明らかにできる可能性がある」と話す。将来は、生活リズムが乱れ、心身に影響が出た子どもを改善させる研究にも役立つ可能性があるという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る