ウイグル族学者の無期確定 中国、留置場で判決

 【共同】中国新疆ウイグル自治区の高級人民法院(高裁)は21日、自治区の現状などについて積極的に発言してきたウイグル族学者、イリハム・トフティ氏(45)に対して国家分裂罪で無期懲役とした一審判決を支持、イリハム氏の上訴を退けた。担当弁護士が明らかにした。中国は二審制で、無期懲役が確定した。判決は留置場内で言い渡されたという。

 国家機密を国外に提供した罪で起訴された改革派女性ジャーナリスト、高瑜さん(70)の初公判も21日に北京市第3中級人民法院(地裁)で開かれ、高さんは無罪を主張した。北京で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や米中首脳会談が終了し、習近平指導部は国際社会の目を気にせずに人権活動家らを拘束するなど弾圧を強化しているとみられる。

 弁護士によると、イリハム氏の判決は、傍聴人も制限された異例の状況下で言い渡された。同氏は「判決は不公正で、法を踏みにじるものだ」と批判した。一方、外務省の洪磊副報道局長は21日の会見で「事実と法に基づく判決」と述べ正当な判決との認識を示した。

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