ホンダ、全米リコールへ タカタ以外からも部品調達

 【共同】下院エネルギー・商業委員会の小委員会は3日、タカタ製エアバッグの欠陥による大規模リコール(無料の回収・修理)問題の公聴会をワシントンで開き、ホンダは運転席エアバッグのリコールを全米規模に拡大すると明らかにした。リコールにタカタ以外の日本の部品メーカー、ダイセルやスウェーデンのオートリブ製の交換用部品も使うことを明らかにした。

 トヨタ自動車は4日、新たに約18万5000台のリコールを国土交通省に届け、日本国内のリコール対象は279万台を超えた。不具合の原因が判明していない段階で、予防的措置としてリコールに踏み切る異例の措置。リコールを全米に拡大するホンダの方針に準じた措置を国内で取った場合、回収対象はさらに約20万台増える見通しで、300万台を超す恐れが出てきた。

 ただ、全米リコールの明言を避けるタカタに米議員や米道路交通安全局(NHTSA)は不満を強め、タカタ追及の動きは収束しそうにない。

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