「望みは本とペンだけ」 マララさんらが会見

 【共同】パキスタンで女子教育の権利を訴え、史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受けるマララ・ユスフザイさんが9日、授賞式を前にオスロで記者会見した。「私たちが求めているのは特別なものではなく、本とペンだけだ」と述べ、全ての子どもが教育を受けられるよう世界に呼び掛けた。また、子どもの教育普及や権利擁護を後押しする今年の平和賞の決定に謝意を示した。

 共同受賞者のインドのカイラシュ・サトヤルティさん(60)は「1人の子どもが危機にあるということは、全世界が危機にひんしているということだ」と述べ、教育は平和の基盤だと指摘した。

 緊張関係にあるインドとパキスタン出身の2人は終始和やかに笑みを交わし、2人とも、賞は全ての子どものためにあると強調。カラフルな民族衣装姿のマララさんは「世界を変えるのはあなただ」と述べ、権利を求めて立ち上がるよう世界中の子どもに訴えた。

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