「異なる方向」で判断難しく セントルイス連銀総裁

 【共同】セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は16日、イリノイ州シカゴでの講演で、米国では経済成長率や雇用改善が想定を上回る一方で、低インフレが続いており、こうした状況の組み合わせが「連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策の選択を異なるいくつもの方向へと引っ張っている」と述べ、利上げに向けた判断を一段と難しくしているとの見方を示した。

 総裁は「インフレの水準は、それだけでゼロ金利を正当化できるほど低くはない」とその他の経済状況の進展次第では利上げが求められると指摘。一方で、低いインフレ指標とインフレ期待の低下は「FOMCのインフレ目標の信認が損なわれていることを示す可能性がある」とし、中央銀行はインフレ目標についての信認を守らねばならないとも強調。インフレの低さが判断を難しくしていることをうかがわせた。

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