モスル攻防、今後を左右 「危険な地上戦」と米紙

 【共同】ワシントン・ポスト(電子版)は8日、イラク軍部隊が過激派「イスラム国」と近く本格的な地上戦に入る見通しとなったことに関連し、イラク第2の都市モスルをめぐる攻防の結果が、今後の米戦略を左右すると報じた。

 複数の米当局者は、モスル奪還作戦を開始する時期は「未定」だとしているが、同紙はモスルをめぐるイラク軍とイスラム国の「危険な市街戦」は避けられないと強調した。

 イスラム国の勢力下にあるモスルは、約145万人が住むイラク北部の大都市。住民の多くはイスラム国と同じイスラム教スンニ派で、シーア派が主導するイラク現政権への反感は根強い。

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