アップル、大型アイパッドの量産開始を秋まで延期 〜 スクリーン調達に遅れ

 アップル(Apple)は、法人市場を標的とした大型アイパッド(iPad)の設計と機能の最終化を進めるなか、生産開始を2015年秋に先送りした。

 コンピュータワールドやウォール・ストリート・ジャーナルによると、画面サイズが12.9インチの大型アイパッドは当初、2015年第1四半期中に量産開始される予定だったが、ディスプレイ用パネルの調達に遅れが生じたことから、アップルはアジアの委託製造業者らに、量産開始を9月まで延期することを伝えた。発売は今年末になる見込み。

 現行のアイパッドには、9.7インチ型と7.9インチ型の2種類がある。アイパッドの販売数は昨今減速し、2014年には2010年の発売以来初めての前年割れを強いられた。

 アップルでは、IBMとの異例の協業体制によって法人向けモバイル・アプリケーション事業を展開しており、法人向けアイパッドを投入することでアイパッド需要を刺激するとともに、法人IT市場の開拓をさらに強化する。

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