調査ロボがトラブルで停止 格納容器内部に初投入

 【共同】東京電力は10日午前、福島第1原発1号機の原子炉格納容器でロボットを投入した内部調査が始まったと発表した。しかし午後、何らかのトラブルで停止し走行不能になった。故障か障害物によるものかなど原因は不明だが、停止後も画像や放射線量のデータは送信しており、放射線が原因の可能性は低いとみている。

 事故で炉心溶融(メルトダウン)し、放射線量が極めて高い格納容器内部にロボットが入るのは初めて。最終的には溶融燃料が大量にあるとみられる地下中心部の調査を目指しており、今回はその第1段階だったが、調査初日につまずいた形だ。

 東電によると、格納容器の貫通部にある直径10センチ程度の配管から、長さ約60センチ、高さ約9.5センチの棒状のロボットを投入。ロボットは1階まで下りた後、「コ」の字に形を変えて午前11時20分ごろ走行を始め、周囲の温度や線量を測定しながらカメラで周辺状況を撮影していた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る