中小企業、家計に悪影響も 過度な円安、G7で議論か

 【共同】26日の外国為替市場で円相場が対ドルで大きく下落し、約7年10カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。年内の米利上げ観測が再び強まっているためで、市場にはさらに円安が進むとの見方もあり、輸入品価格の上昇による中小企業や家計への悪影響が懸念される。

 過度な円安ドル高には米国も神経をとがらせており、27日にドイツ・ドレスデンで開幕する先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で議題に上る可能性も出ている。

 今回の円安のきっかけとなったのは、22日の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長による「年内のどこかで利上げするのが適切」との発言だ。さえない経済指標が相次ぎ、市場では米利上げ時期が来年以降にずれ込むとの見方が強まっていたが、議長発言で再び年内利上げ期待が高まった。

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