経済減速「一時的要因か分からず」 ボストン連銀総裁 

 【共同】ボストン連邦準備銀行のローゼングレン総裁は1日、コネティカット州ハートフォードで講演し、ことし1~3月期がマイナス成長となったことなどに触れ「厳冬といった一時的な要因が主に影響したものなのか、経済のより幅広い変化を映したものなのかはまだ分からない」と述べ、今後の持ち直しへの楽観論に懐疑的な見方を示した。

 総裁は「ことし前半の米経済成長は多くの予想を下回っている」と指摘。4月以降、力強い盛り返しを予想する声も多いが、依然として経済指標には現れていないとし「経済情勢次第での金融政策には予想だけでなく実際の数字による裏付けが必要だ」と強調した。むしろ、勢いを欠いた経済成長率などは「利上げ開始の条件がいまだに満たされていないことを示している」と述べた。

 連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げには、雇用の一段の改善とインフレが2%の政策目標へと上昇していくという合理的な確信が必要だとしているが、そうした条件が満たされるとしたら経済が潜在成長率を上回って伸びている場合くらいだろうと指摘。これまでの経済指標をみると、4~6月期の成長率の伸びも2%程度にとどまる可能性が高いと予想されるとし、今年前半に潜在成長率を上回る状況になる可能性は低そうだとした。

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