貿易法案、再投票手続き 「大統領一任」の分離問う 

 【共同】米議会下院は18日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結に不可欠な「貿易促進権限(TPA)法案」の再投票を実施する方向で調整を始めた。同日、その手続きに入る。通商交渉権限を大統領に一任する部分を切り離すことの是非を問う採決を実施する見通し。可決されれば、再投票に移る。

 再投票の結果、賛成多数で下院を通過した場合、TPA法案を既に可決済みの上院に送ってあらためて投票にかける。ただ、上下両院で多数を確保できるかどうかは不透明で、TPA法成立の道筋は依然見えない。

 今回の一連の措置では、12日に下院が否決した失業者対策は後回しにされる。一方で、採決が否決された場合の下院の対応は不明だ。

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