北米協定の二の舞い懸念 上院民主、反TPP根強く
- 2015年6月22日
- アメリカ発ニュース
【共同】大統領に通商交渉の権限を一任する「貿易促進権限(TPA)法案」の再投票を近く実施する米議会上院には、環太平洋連携協定(TPP)交渉に強硬に反対する民主党議員が少なくない。
米国がカナダ、メキシコと結んでいる北米自由貿易協定(NAFTA)を、海外に雇用を流出させたと批判。TPPがその二の舞いになることを懸念。TPP交渉の妥結に不可欠なTPA法案の成立に抵抗している。
北米協定はクリントン政権1期目の1994年1月に発効した。農産物や鉱工業品の関税を撤廃したり、引き下げたりして3カ国間の貿易を活発にするのが狙いだ。
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