オバマ氏の差別語が波紋 対談で「ニガー」使う

 【共同】オバマ大統領が、インターネット上で22日に公開されたコメディアンとの対談番組で、人種問題を語る中で黒人に対する差別語「ニガー」を使い、全米に波紋を広げている。

 大統領は、過去数十年間で米国の人種問題が改善し、黒人の機会が広がったのは事実だとしながら「奴隷制や差別の名残は至る所に長い影を落としている。われわれは人種差別をまだ克服していない。人前でニガーと言うのが失礼だとかいう問題ではない。それでは人種差別の有無は測れない」などと述べた。

 対談が行われたのは、サウスカロライナ州で黒人9人が射殺される事件が起きた2日後の19日。

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