8強は順当な顔触れ 日本や米独、勢力図覆らず

 【共同】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会はベスト8が出そろい、26日(日本時間27日)から準々決勝が始まる。今回から参加チームが八つ増えて24となったが、2連覇を狙う日本や米国、ドイツ、フランスなどの強豪は順当に勝ち残り、勢力図を覆す劇的な変化はなかった。

 8強のうち7チームは2011年の前回大会と12年ロンドン五輪のいずれか、または両方で準々決勝に進んでいる。決勝トーナメント1回戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング7位のブラジルが10位のオーストラリアに敗れる波乱はあったが、オーストラリアは11年大会も8強入りした。唯一の例外は2大会ぶり出場の中国。最年長が26歳で、大胆な若手への切り替えが功を奏したと言えそうだ。

 選手構成には微妙な差異も見られる。2大会連続で出場した選手の数を比較すると、今大会に登録された23人の開幕時の平均年齢が29歳5カ月と最も高い米国は14人、28歳4カ月で2番目の日本は17人、3番目のカナダは15人と割合が多めだ。一方、ドイツとフランスは11人で約半数が入れ替わった。選手層の厚さを背景に、世代交代が徐々に進んでいる様子がうかがえる。

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