米ビザ発給障害が復旧 国務省「不便かけ遺憾」

 【共同】米国務省のトナー副報道官は29日の記者会見で、日本を含む世界中で米国入国の大幅な遅延や停滞を起こしていた入国審査(ビザ)発給システムの障害が、完全に復旧したと明らかにした。

 トナー氏は「障害の影響を受けた旅行者や家族、ビジネスマンには不便をかけて遺憾に思う」と述べ、ビザ発給をめぐるトラブルを陳謝した。

 障害は9日ごろ発生。世界の米国大使館や領事館からビザ申請者の指紋など生体認証情報を受信する中央のデータベースが、ハードウエアの不具合で動かなくなった。サイバー攻撃の可能性はないとしており、現在は正常に稼働しているという。

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