LG、超薄型の指触操作パネルを開発 〜 ラップトップの薄型軽量化を可能に
- 2015年7月8日
- ハイテク情報
韓国LGは、14〜15.6インチ型ラップトップ向けに、従来製品より薄くて軽い指触操作型LCDを2015年末までに出荷することを明らかにした。
PCワールド誌によると、LGの新型ディスプレイは、アドバンスト・インセル・タッチ(Advanced In-Cell Touch=AIT)と呼ばれる技術を使ったもので、LCDパネル自体に指触操作機能を埋め込むことで薄型化を実現した。
従来型のLCDパネルは、保護グラスとタッチ層、そしてLCDという3層からなる構造だが、LGの新型LCDは2層で構成される。その結果、AIT技術を使った15.6インチ型パネルの場合、従来型パネルを搭載したラップトップより25%薄く、35%の軽量化が可能となる。
一方、モバイル機器向けパネル市場でLGと競争するシャープでも、独自のインセル技術を使った次世代パネルを開発し、大量生産を開始したことを6月に発表している。
シャープは、新型パネルをスマートフォンとタブレット向けに生産開始したが、ラップトップ向けの商品化についてはLGがシャープをわずかに先行している、とみられる。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる