LG、超薄型の指触操作パネルを開発 〜 ラップトップの薄型軽量化を可能に

 韓国LGは、14〜15.6インチ型ラップトップ向けに、従来製品より薄くて軽い指触操作型LCDを2015年末までに出荷することを明らかにした。

 PCワールド誌によると、LGの新型ディスプレイは、アドバンスト・インセル・タッチ(Advanced In-Cell Touch=AIT)と呼ばれる技術を使ったもので、LCDパネル自体に指触操作機能を埋め込むことで薄型化を実現した。

 従来型のLCDパネルは、保護グラスとタッチ層、そしてLCDという3層からなる構造だが、LGの新型LCDは2層で構成される。その結果、AIT技術を使った15.6インチ型パネルの場合、従来型パネルを搭載したラップトップより25%薄く、35%の軽量化が可能となる。

 一方、モバイル機器向けパネル市場でLGと競争するシャープでも、独自のインセル技術を使った次世代パネルを開発し、大量生産を開始したことを6月に発表している。

 シャープは、新型パネルをスマートフォンとタブレット向けに生産開始したが、ラップトップ向けの商品化についてはLGがシャープをわずかに先行している、とみられる。

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