住宅密集地の飛行禁止 ドローン規制、空港周辺も

 【共同】政府は14日の閣議で、小型無人機「ドローン」の規制を定めた航空法改正案を決定した。国の許可がない限り、住宅密集地や空港周辺の飛行を禁止。それ以外の区域でも原則、夜間の飛行を認めない。違反した場合は50万円以下の罰金を科す。4月に首相官邸屋上でドローンが見つかった事件を受けた対応で、今国会での成立を目指す。

 ドローン規制をめぐっては、官邸や国会、皇居など重要施設の敷地と周辺の上空を飛行禁止区域とする法案を、自民、公明両党などが国会に提出。原発などを重要施設に加えた修正案が9日に衆院を通過した。

 太田昭宏国土交通相は閣議後の記者会見で「安全を確保しながら、今後の技術開発や無人航空機活用に支障を来さないようにしたい」と述べた。

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