TPP閣僚会合に温度差 月内開催へ本格調整

 【共同】甘利明環太平洋連携協定(TPP)担当相は4日、TPP交渉の閣僚会合を月内に再び開くため、関係国との本格調整に入った。だが、交渉参加12カ国の間には温度差もあり、実現するかは不透明だ。

 甘利氏は4日、自民党の会議で「私は時期を設定して詰めないといけないと話したが、米国はかなり慎重だった」と述べ、次回日程を打ち出せなかった事情を明かした。「次は失敗できないという世論」が背景という。

 カナダも2日、下院を解散し、選挙モードに突入した。ハーパー首相は、10月までの選挙期間中もTPPの交渉は進めるとしている。だが、選挙をにらみ、交渉で譲歩できる余地は狭いとの観測が支配的だ。オーストラリアのメディアでは、交渉は11月に再開するとの見方も出ている。

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