不審ドローンを撃墜するレイザー砲 〜 ボーイングが実演、1〜2年で商品化

 ボーイング(Boeing)は、監視が必要な空域における不審な無人飛行機(ドローン)を排除するコンパクト・レイザー・ウェポン・システム(Compact Laser Weapon System)を開発した。

 フォーチュン誌によると、同社は先日、ニューメキシコ州アルバカーキーの産業敷地で同システムを実験し、標的ドローンに最高強度のレイザーを2秒間照射するだけで炎上させることができることを実演した。

 ボーイングのレイザー&電子システム部のデイヴィッド・デヤング部長は、空港やホワイトハウスの上空といった要監視空域を飛行するドローンを撃退するのに非常に安価の手段だと説明した。

 コンパクト・レイザー・ウェポン・システムは、比較的小型で持ち運びが簡単だ。ボーイングが2014年に発表したハイ・エネルギー・レイザー・モバイル・デモンストレーターの小型版と言えるレイザー砲だ。

 同システムの操作技術者は同システムを数分以内に設置でき、専用の標的照準ソフトウェアによってエックスボックスやラップトップ型パソコンで操作できる。

 同社は1〜2年以内での商品化と発売を目指している。

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