オバマ外交、限界露呈 国際危機への処方箋なく

 【共同】オバマ大統領が29日、ニューヨークでの一連の国連総会関連会合を終えた。一般討論演説ではイラン核合意など対話外交の成果を強調。だが、ロシアのプーチン大統領との会談では、多くの難民を出し、過激派組織「イスラム国」が台頭するシリア情勢をめぐり対立、危機への打開策を示せず“オバマ流”外交の限界も露呈した。

 「紛争と圧政の時代に戻ることはない」。28日の演説でオバマ氏はそう呼び掛けた。核合意でイランとの長年にわたる反目に終止符を打ち、1961年に断絶したキューバとの国交回復を「協調の時代」の果実として列挙した。

 一方、混迷するシリア情勢では「無実の子どもたちに爆弾を落とす暴君」とアサド大統領を批判。アサド政権への軍事支援を拡大するロシアをけん制した。問題の解決には内戦を終わらせ、中東の安定化を確実にする必要がある。オバマ氏が描く青写真にとって、アサド政権退陣は譲れない一線だ。

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