利上げ開始が「オーソドックス」 セントルイス連銀総裁 

 セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は13日、ワシントンで講演し、物価安定と最大雇用の二大政策目標は大体において達成されているとし、中央銀行としてのオーソドックスな考え方に従って利上げを始めるべきだとの考えを示した。これまでの改善の蓄積が重要で、「経済指標の足元の動き」に基づいて利上げを判断するべきではないと述べた。

 新興国経済の減速といった世界情勢が米経済に与える影響への懸念などから、ゼロ金利政策の維持を求める議論があるが、総裁はこうした見方は中央銀行としてのオーソドックスな考え方への挑戦だと強調。「米金融政策を導く信頼できる道しるべとしては役不足だ」と強調した。(共同)

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