米引き渡し手続きに着手 メキシコ、拘束の麻薬王 

 メキシコ当局は10日、約6カ月におよぶ逃亡の末、8日に拘束されたメキシコの麻薬王ホアキン・グスマン受刑者について、米国への身柄引き渡し手続きに正式に着手したと明らかにした。AP通信などが報じた。

 グスマン受刑者は殺人や麻薬密輸など米国でも複数の罪に問われており、米司法当局が身柄の引き渡しを求めていた。

 APなどによると、国際刑事警察機構(ICPO)の関係者が10日、グスマン受刑者が収容されているメキシコ市郊外の刑務所を訪れ、引き渡しに関する手続きを行った。裁判所の審理を経て、外務省が引き渡しについて判断するという。(共同)

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