朝鮮中央通信は22日、観光名目で北朝鮮に入国し「反共和国(北朝鮮)敵対行為」を行ったとして、バージニア大の米国人男子学生を北朝鮮当局が拘束し、取り調べていると報じた。「米政府の黙認の下、(北)朝鮮の一致団結の基礎を崩す目的」があったとしている。
北朝鮮では、韓国系米国人が昨年10月にスパイ容疑で拘束されていたことが今月11日に明らかになったばかり。米国主導で北朝鮮の核実験に対する制裁強化の動きが活発化する中、北朝鮮側には米国に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
同通信によると、学生はオットー・ワームビア氏。拘束時期や「敵対行為」の具体的な内容は伝えていない。北朝鮮旅行を取り扱う中国の旅行会社によると、ワームビア氏は21歳で、同社のツアーに参加し今月2日に拘束されたという。(共同)
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