シリコン・バレー新興企業のスラック(Slack)は2日、職場の同僚との1対1の通話やグループ会議通話を可能にする新機能の試験版を開始した。
同社はこれまで、部署内または班内の協業を円滑にする業務用テキスト・メッセージング機能に注力してきたが、業務連絡ツールを拡充するという2016年の事業展開計画の一環として、職場関係者同士の通話機能を追加した。
PCワールドによると、スラックのモバイル・アプリケーションを使っている利用者らは、その使用中にアイコンをクリックすることで、音声通話に切り替えることができる。
また、通話に業務上の名称を付けることもでき、当該グループ内の最高15人までが通話に参加できる。
無料版では1対1の通話が可能。グループ内での複数人数による電話会議は有料版となる。
スラックは、動画通話機能もいずれ追加する計画だ。その時期は明らかではない。
多くの企業では、安価の電話会議手段としてマイクロソフト傘下スカイプのサービスを使っている。従来のスラック・アプリケーションには、通話をするためにスカイプを使える機能が統合されていた。今回の機能拡充によって、スラックの新版ではスカイプを使う必要がなくなることから、スカイプにとって痛手となる可能性もある。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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