国内航空大手の全日本空輸と日本航空は8日、羽田空港と東部ニューヨークを結ぶ路線開設をそれぞれ検討していると明らかにした。実現すれば、国内勢としては日航が成田空港発着に移った1978年5月以来、約38年ぶりの復活。ことし2月の日米合意に伴い、今秋にも昼間の羽田発着が始まる米国路線の目玉となりそうだ。
両社は、日米の最大都市を結ぶ路線は上級クラスを利用するビジネス客が多く、高い収益性が見込めるとみている。羽田から国内線が乗り継げるため、日本各地を訪れる米国人観光客の利用も広がりそうだ。
現在は、両社とも成田-ニューヨーク線を1日2往復体制で運航している。所要時間は12時間半~14時間半程度。羽田就航の場合、成田発着便の一部が移る見通し。深夜早朝枠で運航していたアメリカン航空の羽田-ニューヨーク線は2013年12月に廃止した。(共同)
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