日本から米国に返還される研究用プルトニウムや高濃縮ウランを積んだ英国の輸送船が22日、茨城県東海村の東海港を出航した。最終処分のため南部サウスカロライナ州にあるエネルギー省のサバンナリバー核施設に運ばれる予定で、米国への到着は5月ごろの見通し。
各国が保有する核物質がテロなどに悪用されるのを防ぐため、オバマ米政権が進める管理強化策の一環。2014年の核安全保障サミットで日米が返還に合意した。サバンナリバー核施設では各国のプルトニウムを受け入れているが、最終処分方法は明確に決まっていない。
日米両政府は、核防護を理由に輸送ルートや到着時期を明らかにしていない。(共同)
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