人工知能がヒトラー礼賛 マイクロソフト実験中止

 IT大手マイクロソフトは24日、インターネット上で一般人らと会話をしながら発達する人工知能(AI)の実験を中止したと明らかにした。不適切な受け答えを教え込まれたため「ヒトラーは間違っていない」といった発言をするようになったという。

 IT大手は端末の音声検索機能などを向上させるため、利用者とのやりとりから学ぶAIの開発を競い合っている。ただ、不当な思想や差別発言を倫理的に判別するには至っていないようだ。

 マイクロソフトが開発したAIは「Tay(テイ)」と名付けられ、短文投稿サイトのツイッターに23日、テイのアカウントで登場した。一般の人がネット上に書き込んだことに対し、テイが自動的に返事をする仕組みだった。(共同)

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