炭素繊維コストを半減する技術を開発 〜 米国立研究所、商業化提携先を模索

 オーク・リッジ国立研究所(テネシー州オーク・リッジ拠点)は、工業用カーボン・ファイバー(炭素繊維)の製造コストを大幅に引き下げる製造方法を開発した。車をはじめ、カーボン・ファイバーの用途を拡大する可能性が期待される。

 ノックスヴィル・ニュース・センティネル紙によると、同国立研究所の技術移転責任者は先日、その新しい製造方法の商業使用ライセンスに興味がある企業からの申し込みを受け付けると発表した。

 カーボン・ファイバーは製造コストが高いために、幅広い用途で大量に使われることはこれまでほとんどなかった。

 連邦事業機会(Federal Business Opportunities)のウェブサイトに掲載された通達によると、「その新しい工程を分析したところ、材料、エネルギー、資本、人件費を大幅に削減し、全体的な製造コストを最大50%削減できることが明らかになった」。

 低コストのカーボン・ファイバーは、これまでどおり車に使えるほか、合成素材の材料として「風力タービンや圧縮ガス貯蔵タンクを含め、多数のクリーン・エネルギー技術にも応用できる」。

 当面は、見た目の美しさが求められる用途ではなく、構造物に使われる可能性が高い。見た目に洗練されたカーボン・ファイバーは、依然として製造が難しく、コストが高くなるためだ。

 オーク・リッジ国立研究所では、その製造工程を商業化するために3〜5社の提携先を探している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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