日米、共同対処へ協議 集団的自衛権を反映 安保法施行受け

 日米両政府は29日に安全保障関連法が施行されたのを受け、集団的自衛権行使を含む安保法で可能となる新たな任務を反映した共同対処の具体的な計画と訓練の実施に関する協議を、加速させる方針だ。政府関係者が明らかにした。防衛省の黒江哲郎事務次官は29日、ワーク米国防副長官と会談するため、日本を出発した。法施行を踏まえて協議するとみられる。

 安倍晋三首相は記者会見で、法施行を受けた「駆け付け警護」など新任務実施が当面見送られることに関して「時間をかけて周到に準備しなければならない。参院選を控えて先送りしたとの批判は的外れだ」と述べた。

 安保法により、平時から有事まであらゆる事態で協力できる分野が拡大する。実際に機能させるには、自衛隊と米軍による具体的な中身や手続きについて事前に取り決めることが必要だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る