FBIがスマホロック解除 米銃乱射の容疑者利用 アップルとの争い集結へ

 米連邦捜査局(FBI)が、カリフォルニア州で起きた銃乱射テロの容疑者が使っていたアップルのスマートフォン、iPhone(アイフォーン)のロック機能の解除に成功したことが28日、分かった。アップルが個人情報保護を理由に解除ソフトの作成を拒む中、FBIはアップルの協力を得ずに解除した。解除をめぐる法廷での双方の争いは終結する見通しとなった。犯罪捜査と情報保護のどちらを優先するのかという問題は日本でも議論を呼びそうだ。

 米政府側は28日付で裁判所に提出した書類で「政府は容疑者のアイフォーンに保存されたデータの入手に成功した」と表明。アップルへの協力要請を取り下げた。

 入手したデータの内容や、捜査に有用だったかどうかは明らかになっていない。(共同)

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