米就業者、21.5万人増 3月、失業率5.0に悪化 4月利上げ見送りの公算

 米労働省が1日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月比21万5000人増えた。雇用情勢の順調な改善を示す20万人を2カ月連続で上回ったが、失業率は0.1%上昇の5.0%になった。失業率の悪化は昨年5月以来10カ月ぶりだ。

 就業者数の伸びは、20万5000人程度を見込んでいた市場予想を上回った。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は早期の追加利上げに慎重で、金融政策を決める4月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げは見送る公算が大きい。

 3月の就業者数は民間部門が19万5000人、政府部門が2万人増えた。民間部門では、堅調な住宅需要を背景に建設業の伸びが大きく、小売りや医療関連も良かった。(共同)

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