ICチップ式クレジット・カードに脆弱性 〜従来式カードへの書き換えが可能

 従来型の磁気ストリップ式カードのように偽造される危険性をなくすべく導入されたICチップ付き(EMV仕様)クレジット・カードにセキュリティーの脆弱性が見つかった。
 
 情報システム大手NCRのコンピュータ・セキュリティー班が、セキュリティー分野の国際会議「ブラック・ハット」で発表した。
 
 CNNによると、NCRの理論では、磁気ストリップに記されたコードを書き換えることで、チップの付いていないカードのような状態にふたたび戻せるため、犯罪者がクレジット・カードを簡単に偽造できるようになる。
 
 銀行は、「磁気ストリップのデータが改ざんされれば、クレジット・カードの決済端末を欺くことができても、取り引きは拒否される」と反論し、NCRの理論を疑問視している。しかし、 小売業界ではEMVへの刷新に対する不満が高まっている。
 
 全米小売業協会(NRF)は、米小売業界のクレジット・カード処理システムの刷新コストが250億ドルに上ると試算している。
 
 一方、クレジット・カード決済端末メーカーは、情報を暗号化する機能が「オフ」に初期設定された機械を作り続けており、小売店が追加料金を支払って指定しない限り、そのままの状態で店舗に販売および設置されている。
 
 業界大手のヴェリフォンとインジェニコは、「スイッチを入れるかどうかは小売店経営者やその共同所有者次第」と話している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る